その思いつきは突然に突拍子もなく訪れた。

「レコード会社を始めてみよう!」ごく自然に思いついた。

小さな小さなレコード会社を始めてみよう。

世間の常識からかけ離れていようが、
何考えてるんだと後ろ指を指されようが、アーティストを信じ
彼らの・自分の持つ、創造・創作への情熱と自由を守ること、なら最低限
できそうだ。
誰も自分達の音楽を掬ってくれない守ってくれないなら自分達で創ればいい。
音楽業界の中で35年も働き続けて来て、
今頃になってやっとこんな単純な子供じみた答えに辿り着く。

単純化するために。
まず自分の思う「いい音楽」をひたすら作る。
発表の場を考え自由に発表する。
なるほど簡単だ。
いつでもCDを作れる。毎日でもネットにアップロードすることだって
出来る。
ライブもできる。何でもできる。

そう、とても簡単に。

その理想を現実のものとしながら音楽活動をしているレコード会社を
見たことは無い。

ならばそんな発想のままスタートしてみよう。
この春に偶然、そう全くの偶然の上で4つのバンドが出会い
一緒に関西ツアーを行った。
たった3日間ではあったが、そこで得た刺激・感動は計り知れないほど
大きなものだった。

Cojok、hachi、タイフーン・ミニスターズ、
そして unsuspected monogram。

この上なく出色の音楽達。
4つとも全く違う音楽性なのにどういうわけだか強く惹き合えた。
この4バンドでレーベルにすることができたら、と思いついた。
素晴らしいアイデアだなと興奮した。
みんなで助け合いながらみんなが自由に音楽活動を続けていけたら。

レコード会社を始めよう。

僕らの作り出す音がいつまでも永遠に循環できる様に
「CircularTone Records」と名付けた。


2010年6月
レコード・プロデューサー
CircularTone Records
代表 佐久間正英

佐久間正英プロフィール

1952年3月 東京都生。
アーティスト、レコード・プロデューサー、コンポーザー、アレンジャー。
プロデューサーとしては130を越えるアーティストを担当。ギネスブックに乗るほどの仕事量ではないかと言われている。

主なプロデュースアーティスト

BOOWY
The Street Sliders
UP-BEAT
THE BLUE HEARTS
筋肉少女帯
エレファント・カシマシ
黒夢
GLAY
JUDY AND MARY
Hysteric Blue
等々。