状況によっては死ねる、借金話

FXはリスク管理が大切

FXの借金は、場合によっては死ねます。

2015年1月のスイスフランの大暴騰は、まだ記憶に新しいかと思います。

あれはスイス銀行が1ユーロ=1.20スイスフランという為替介入をやめると宣言したから起きたのです。 ああいう暴落とか暴騰とか呼ばれる相場では、スリッページって言って、本来なら口座がゼロになった時点でロスカットという強制決裁する仕組みが働きます。

ですが、それが働かなくて、あり得ないようなラインで決裁されてしまうのです。 なにが困るかというと、口座がマイナスの時に決済されると、それが、そのまま借金となって残るのです。

それが普通預金のようなものならどれ程激しい値動きをしても口座がマイナスになることはないのです。 ですが、残念ながらFXはここ以上(以下)にはいかないだろうというラインまでレバレッジをかけているので、その予想より値動きすると借金だけが残ってしまいます。

クレジットカードの借金と保険解約で返済

そんなこんなで、十数年前のある日、FX会社からメールが来ました。 口座がマイナスだから、入金してねという内容です。

FXに全部突っ込んでいるので、当然ながら銀行の預金口座は空です。 えー、そんなのどうしようもないよね。

まあ、私はこの時は無一文になりましたが、いうほどレバレッジもかけていなかったし、そこまでかい離した所で決済された訳でもないので、ちょっとクレジットカードでキャッシングして、保険を解約するだけで済みました。

借金返済をしなければならないという致命傷を負ったけど、傷はそんなに深くなかった。 あの時のポジションが今あれば、小金持ちだったのにと現時点の相場を見て思ってしまいます!

なんて思っているとまた火傷をするので、借金を背負って以来、FXには手を出していません。